うちの園では給食かお弁当か選べるのですが、私は今のところお弁当一択です。
給食は幼児が食べやすいように作られているそうなのですが、早生まれで甘えん坊の息子にはまだ一人で食べるのは難しいと思うメニューや盛り付けでした。
息子から「給食がいい!」と言われるまで、ママはお弁当を頑張ります!
さて、幼稚園のお弁当なんて母子共に初めてのことですから、去年くらいからどんなことに気を付け、どんなものを作ればいいのかひっそり考えておりました。
まずは早生まれの長男は入園前こんな様子でした。
・おかずによっては一人で食べるのが難しい
・ボロボロこぼすので家ではエプロン必須
・エジソンの補助箸なら使える
・一度に口に詰め込みすぎる
・その時の気分で食べムラが激しい(特に野菜)
・好きなものから食べる
・はじめて見るものは食べるかどうか見た目で判断する
・親に食べさせてもらわないと食が進まないときがある
これらを踏まえて、実践したこと・気を付けることをまとめました。
目次
入園前にお弁当を食べる練習をする
これは是非おすすめします。
自分の子はどんなことができないのか?というのが明確に分かるからです。
私はお弁当箱をナフキンで包み、巾着袋に入れて紐を閉めた状態から子供に渡しました。
すると、
・巾着が開けられない
・巾着からお弁当箱を出すのが難しい
・エジソンのスプーンフォーク入れが開けられない
・ナフキンはお弁当箱の下に敷かずに、そのへんにぐちゃぐちゃに置かれる
・おかずカップは好きなキャラクターのものにするとそちらに気を取られ、しばらく食べずに遊んでしまう
・ごはんはおにぎりにせず試験的に普通に敷き詰めたが、案の定ボロボロこぼしながら食べた
・食べ終えた後、お弁当箱のフタを閉じられないし、巾着袋にしまうこともできなかった
お弁当一つでも、これだけの課題があることに気付かされました。
子供がすぐにできるようになるのは難しいので、親が子供の現在のレベルに合わせて、一人でできるよう工夫する必要があります。
子供が一人でお弁当箱を取り出せ、しまえる工夫をする
お弁当箱はナフキンに包まず、そのまま巾着袋に入れるべし!
まずは私が最初にやった失敗例を挙げます。
息子は入園前に巾着があけられなかったので、保冷バッグにナフキンで一つ結びで包んだお弁当箱をいれました。
しかし、息子帰宅後お弁当箱を確認すると、綺麗にナフキンに包まれ結ばれて戻ってくるのです。
これは毎回先生がしまってくださっているのだと申し訳なく思いました。
そこで、入園前にはできなかった巾着袋を再度息子に「あけられる?」と渡してみたところ、すんなりあけることができました!
巾着の布がよれるので苦戦はしますが、しまうことも一人でなんとかできました。
巾着袋があけられることがわかったので、翌日はナフキンに包まずお弁当箱をそのまま巾着袋に入れて持たせました。
すると、その日の内に先生から電話がかかってきて、「お弁当は今日みたく巾着袋に入れてお願いできますか?」と言われてしまいました。
やはり、これが正解だったのですね。
子供が食べ終わったあと一人でしまえることまで考えなければいけませんね。
子供が自分で元通りに結べるまでは、ナフキンで包まず巾着袋に入れて持たせるのがベストです。
巾着の口は少し緩めにして子供があけやすいようにしています。
お箸・スプーン・フォーク類はケースは使用せずそのまま入れてしまっています。(巾着袋は毎日綺麗なものに取り替えます。)
栄養バランスや見栄えよりも食べやすさを重視する
まずは、難しく栄養バランスのことを考えすぎないことです。
一番悩むのはお野菜はどうしよう、ということではないでしょうか。
栄養・見栄え的にもミニトマトを入れたいと私は思うのですが、うちの息子はずーっと噛まずに飴のように口の中に含むクセがあるので、自分がそばにいるときでないと危なくて食べさせられません。
先生に迷惑がかかりますし、お行儀も悪いですしね。
なので半分に切って入れたりもするのですが、それだと水分が多くなり腐りやすくなるのが心配です。
彩りとして「赤」が欲しい気持ちを抑えて、「ミニトマトは入れない」という選択をすることが多いです。
今日のお弁当は野菜が足りないなと思ったら、朝ごはんやおやつ・夜ごはんに不足分を補えばいいのです。
年少さんのお弁当で一番優先するべきなのは、栄養バランスや見栄えよりも食べやすさだと思っています。
以下のようなお弁当が子供にとってありがたいのではないでしょうか。
・ごはんは小さいおにぎりを詰める
・おかずは一口サイズに切って詰める
・ひじきのような食べにくいものは混ぜご飯にする
・ソースやケチャップはお弁当箱のフタにつかないよう、おかずの下に敷く
・ピックは絶対に危険がないと判断してから使う
・普段から食べ慣れているおかずを詰める
お弁当の量は少し少なめに
幼稚園のお弁当の本などを見ていると、「え、こんなに少ないの!?」とびっくりしてしまいます。
でも、「全部食べられた!」「早く食べ終わった!」という達成感と自信を味わわせてあげることが大事なんだそうです。
なので、普段より少し控えめにしてあげるのがベター。
うちの幼稚園では、どのくらい食べられたか、食後に先生に見せに行きます。
息子は残さず食べたときは帰宅してから「見て見て!」と自分からお弁当箱をあけて見せてくれます。
年少さんではあえて子供が好きなものをたくさん詰めて、「お弁当って、食べることって楽しい!」という気持ちにさせてあげることがその先につながるのかもしれません。
果物はなるべく家で食べさせる
入園前、果物を入れようと小さいケースを買いました。
しかし、まだ使用していませんし、年少さんでは出番がないかな~といった感じです。
うちの園では果物の持参は自由です。
給食には毎日果物やおやつがついているので、息子が給食の子を見て羨ましがらないかと心配でした。
なので、悩んだのが「果物は入れるかどうか」ということでした。
果物用ケースを購入しといてなんですが・・
お弁当に果物を詰める場合は、360mlのお弁当におさまるようにし、別にケースは持たせないことにしました。
理由は、別に果物ケースを用意したら食べきれないということと、うちの息子の場合、最初に果物から食べるに決まっているからです。
果物はなるべく家で食べさせようという考えですが、すきまがあいているときは、レーズンをよく入れています。
傷みにくいお弁当対策
気温の高い日のお弁当では、水けが一番の大敵です。
お弁当の3大原則として、しっかりと守りたいのが
・しっかりと火を通す
・お弁当箱に水滴がつかないよう、完全にさましてから詰める
・菌をつけないよう直接手でさわらない
基本的にミニトマト(へたは取り水分はふきとる)と果物以外加熱します。
ちくわやかまぼこなどの練り物や鮭フレークなども加熱します。
幼児向けなので、慎重になりすぎるくらいの方がいいでしょう。
その他のおすすめ対策として、
・お米(2合~3合)に減塩処理されていない「梅干し」を1個入れて普通に炊き、炊き上がったら混ぜ込む
・お米(2合)に米酢(~大さじ1杯)を入れて炊く
・お弁当箱の内側を酢でふく
・保冷剤を入れる
梅干しは殺菌・防腐効果がありますが、ここで気を付けたいのは減塩処理されていない普通の梅干しを選ぶこと!
最近スーパーで売られている梅干しはハチミツ漬けや減塩などの「調味梅干し」です。
これらは商品パッケージに「調味梅干し」と書いてあります。
かつての梅干しは塩分濃度が20%以上でしたが、現在は8%程と低いです。
塩分が低いと殺菌・防腐効果も低くなりますので、気を付けたいところです。
梅干しやお酢で炊いたごはん、いずれも子供が嫌がらないかどうか事前に食べさせ確認してから、お弁当に詰めた方がよさそうです。
ちなみに私は、お米に米酢を入れて炊く方法を実践しています。
炊飯ジャーを開けた瞬間、お酢の香りがフワっと香りますが、冷めると全く気になりません。
香りや味に敏感なうちの子供でも特に気にせず食べてくれています。